砂上記号
Miwo
ディストピアの地球、砂漠にぽつんと佇むバス停。君の隣から逃げてしまった僕と、それを淡々と歌い紡ぐ初音ミク。トロピカル感ある軽やかな曲調であるだけに、歌詞の持つ寂しさが心の深いところまで染み入るような作品。間奏のボーカルチョップされた初音ミクの歌声がモールス信号のように聴こえるのもポイント。
Co-
かーぽねやみー
真島ゆろ氏の企画「曲名統一祭2020」参加曲。「coincidence:巡り合わせ」「cohabitate:共生する」「coexist:共存する」「coaction:相互作用」という複数テーマから成る本作は、かーぽねやみー氏が得意とするFuture bassをベースとした浮遊感ある優しい曲調。3分弱と短い中で特有の世界観が形成されている。制作秘話noteもあるので是非。
こぬか雨
潮.
霧雨の言い換えであるこぬか雨がテーマの本作。全体の雰囲気として梅雨らしく寂しげだけれども、しっとりと包み込むような優しさに染み入る。雨の音をホワイトノイズで表現しており、また終わりに近づくにつれ歌声が小さく掠れていくことで、歌詞に描かれている何とも言えないやるせなさが感じられる。
軽くシネマ
moja_manju
アニメ「宇宙よりも遠い場所」からインスピレーションを受け、テーマソングとして作成された本作。爽やかなジャズテイストで、間奏の軽やかなピアノソロが最高にエモーショナル。外出にも躊躇せざるを得ない時勢の中で、辛い思いを抱えている人へ向けたエール、ストレートな歌詞がそれをより顕著にさせる。
(It's_Behind)_7OU_AND_I
コP
爽やかさを感じさせるEDM、ほんのりと聴こえてくるピアノの音からブレイクで一気にハードコアテクノに展開する。そして最初の音作りに戻り、「雨が降るのを待っている 全て流してくれると思って」という歌詞が紡がれる。最後は元の雰囲気はそのまま少しハードな音へ。展開や世界観に魅了され続ける4分間。