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コトノハ螟ゥ豌予報
相川結月
文明崩壊後、人類が消え去ってもなおノイズにまみれながらも壊れたテープレコーダーのように音声を流し続ける孤独で哀しきAI。しかし、バグって一部架空言語になった日本語と琴葉による関西なまりの読み上げからは、現実世界と地続きではない、パラレルかつポストアポカリプスな光景が見えてくる。
hatwork
solidsmoke
古今東西見渡してもここまでハイハットをフィーチャーした楽曲に出会うことはまずないはずだ。juke/footworkと掛けたのであろうダジャレタイトルだが作者のハイハット愛はきっと本物。動画を見終える時にはハット君のことを応援せずにはいられなくなっていることが何よりの証拠だ。
あれ?あなたってフィクションなの?
とろぉりぃ
VR文化の隆盛が我々現代人にもたらしたものは、単に仮想の人格と仮想の肉体での仮想の体験というわけではない。とろぉりぃ氏が表現するのは私たちが周囲を見る観点の変化、そして自分自身を捉える意識の変化と困惑だ。あなたは確信をもって答えられるだろうか。完全なフィクションである初音ミクの投げかける問いに。
考えても夢現
ふるがね
何よりもサビが最高にポップでキャッチー。思わず口ずさみたくなるメロと詞。しかしそのメロの魅力を寸分も無駄にしないふるがね氏の編曲と構成にこそうならされる。特に一番サビの終わりの「嫌だもう」の部分なんかはそのセンスが爆発している。ナイーブなこの歌を歌愛ユキに歌わせる選択をしたのは大成功だろう。
散花火
加賀(ネギシャワーP)
初音ミクの神調教な楽曲を圧倒的なペースで量産しつづける加賀(ネギシャワーP) によるチルなポップソング。この花火は気分を高揚させるものではなく、儚く夜空に散るのを惜しむタイプ。全体を通してダイナミクスのコントロールがうまいしバランス感覚もいい。オケが歌を引き立てつつも埋もれていない。
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